現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年2月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
3 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
4 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
5 | 去年今年貫く棒の如きもの |
6 | 一木の沈黙永し百千鳥 |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
9 | ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 |
10 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
11 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
12 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
13 | 冬の水一枝の影も欺かず |
14 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
15 | 春の鳶寄りわかれては高みつつ |
16 | 梅が香や流行出したる白博多 |
17 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
20 | 雲海や鷹のまひゐる嶺ひとつ |
21 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
22 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
23 | 枯菊を焚きて?に花の色 |
24 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
25 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
26 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
27 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
28 | 一を知つて二を知らぬなり卒業す |
29 | 啓蟄やこの世のもののみな眩し |
30 | かまつかのゆるみそめたる紅の張り |
31 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
32 | 枯蔦となり一木を捕縛せり |
33 | 流されてたましひ鳥となり帰る |
34 | 鮟鱇の聖者のごとく吊られけり |
35 | 人に死し鶴に生れて冴え返る |
36 | 藍植うや孀ながらも一長者 |
37 | 還らじの人指折りて花朧 |
38 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
39 | 木の芽風漆黒の膳拭き清め |
40 | 便所より青空見えて啄木忌 |
41 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
42 | 栃木にいろいろ雨のたましいもいたり |
43 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
44 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
45 | 華麗な墓原女陰あらわに村眠り |
46 | でめきんにぷらんくとんの鼻のさき |
47 | 高空は疾き風らしも花林檎 |
48 | 点滴の薄紅葉いろまぬがれず |
49 | この頃の蕣藍に定まりぬ |
50 | 苗代や生ひ出でしもののかすかなる |
2024年5月15日 12時29分更新(随時更新中)