現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年9月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
2 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
3 | せりせりと薄氷杖のなすままに |
4 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
5 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
6 | 芋の露連山影を正しうす |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
9 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 逢いたくて逢えない輩露の玉 |
12 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
13 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
14 | 女身仏に春剥落のつづきをり |
15 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
16 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
17 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
18 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
19 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
20 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
21 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
22 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
23 | 白露に阿吽の旭さしにけり |
24 | 山桜雪嶺天に声もなし |
25 | 山普請の漢ら秋の火を焚けり |
26 | 枯蓮のうごく時きてみなうごく |
27 | 草木より人翻る雁渡し |
28 | 大空に伸び傾ける冬木かな |
29 | 子規逝くや十七日の月明に |
30 | 茄子苗を抱へて噂持ち歩く |
31 | 光る時光は波に花芒 |
32 | 運動会少女の腿の百聖し |
33 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
34 | 初鴨を待ち受けている 雲母波 |
35 | あの雲が飛ばす雪かや枯木原 |
36 | 湯葉買ひにゆく敬老の日なりけり |
37 | 薔薇崩る激しき水やことの起るごと |
38 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
39 | 盆の海親知らず子知らず陽の没るよ |
40 | 行秋のとんぼにとまるとんぼかな |
41 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
42 | 紀の国に闇大きかり鉦叩 |
43 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
44 | 陽へ病む |
45 | 藍の花栞れば紅の失せにけり |
46 | 浮き雲のひとつが重石種浸す |
47 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
48 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
49 | 恋心から無償の愛へ山粧う |
50 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
2024年4月26日 01時44分更新(随時更新中)