現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年12月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
2 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
3 | 月見るや我が根性の今昔 |
4 | リフォームを思ひ再び収む蚊帳 |
5 | ふるぼけしセロ一丁の僕の冬 |
6 | 鶴啼くやわが身のこゑと思ふまで |
7 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
8 | ペタル踏む耳から寒に入りにけり |
9 | 冬眠の蝮のほかは寝息なし |
10 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
11 | 馬遠し藻で陰洗う幼な妻 |
12 | 笑むことも自傷のひとつ曼珠沙華 |
13 | 一行の添え書に見る年賀状 |
14 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
15 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
16 | 日本がここに集る初詣 |
17 | はらわたの熱きを恃み鳥渡る |
18 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
19 | 生涯にかかる良夜の幾度か |
20 | 石の家にぼろんとごつんと冬が来て |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | 優しさや既に目の無き山椒魚 |
23 | 缶蹴りの途絶えて久し寒夕焼 |
24 | かたつむりつるめば肉の食ひ入るや |
25 | ちるさくら海あをければ海へちる |
26 | 隅田川見て刻待てり年わすれ |
27 | 霜柱俳句は切字響きけり |
28 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
29 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
30 | 氷菓互ひに中年の恋ほろにがき |
31 | 独酌へくる初電話声千両 |
32 | ほの明かり揺れる床の間初点前 |
33 | 元日の人通りとはなりにけり |
34 | すずなすずしろご近所の夕灯り |
35 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
36 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
37 | 盗みとる柿の渋さも旅愁かな |
38 | 葛城の山懐に寝釈迦かな |
39 | ここまでと踵返せり大花野 |
40 | いきいきと三月生る雲の奧 |
41 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
42 | 根白草踏んでは隠れ耶蘇さがす |
43 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
44 | ゴルフ玉かさこそ近づく冬の音 |
45 | 伝言は目線の高さてんと虫 |
46 | 秋風に生くる重さを問うてをり |
47 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
48 | コスモスなどやさしく吹けば死ねないよ |
49 | やさし友の背煙突つつみ切る白煙 |
50 | 採石の全裸の山や冴え返る |
2024年9月19日 16時19分更新(随時更新中)