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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2016年11月7日のデイリーキーワードランキング

1

村の灯のこぼれて深し虫の闇
2

凩や海に夕日を吹き落す
3

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
4

こほろぎのこの一徹の貌を見よ
5

せきをしてもひとり
6

万緑の中や吾子の歯生え初むる
7

しぐるるや駅に西口東口
8

桜散るあなたも河馬になりなさい
9

とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな
10

冬蜂の死にどころなく歩きけり
11

青蛙おのれもペンキぬりたてか
12

秋空を二つに断てり椎大樹
13

金剛の露ひとつぶや石の上
14

隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな
15

炎天の遠き帆やわがこころの帆
16

母の日のてのひらの味塩むすび
17

湾曲し火傷し爆心地のマラソン
18

闘鶏の眼つぶれて飼はれけり
19

鷹のつらきびしく老いて哀れなり
20

おおかみに蛍が一つ付いていた
21

寒昴たれも誰かのただひとり
22

流れ行く大根の葉の早さかな
23

くろがねの秋の風鈴鳴りにけり
24

小春日や石を噛み居る赤蜻蛉
25

冬めくや人の話の腰を折る
26

がんばるわなんて言うなよ草の花
27

金粉をこぼして火蛾やすさまじき
28

玫瑰や今も沖には未来あり
29

鰯雲人に告ぐべきことならず
30

落花生遠き月日の殻潰す
31

いくたびも雪の深さを尋ねけり
32

卵割るように銀河を渡りけり
33

海に出て木枯帰るところなし
34

泳ぎより歩行に移るその境
35

むさしのの空真青なる落葉かな
36

初富士を隠さふべしや深庇
37

ものの種にぎればいのちひしめける
38

鞦韆や風をはらみてみな帰る
39

冬空に収まりきらぬ空の青
40

高嶺星蚕飼の村は寝しづまり
41

三千の俳句を閲し柿二つ
42

ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯
43

いつせいにきのこ隠るる茸狩
44

門火焚く手足痩せたる若者と
45

白富士の光の声きく五輪塔
46

秋風や水に落ちたる空のいろ
47

降る雪や明治は遠くなりにけり
48

行く方にまた満山の桜かな
49

立冬をさつと雨降る四辻かな
50

てんとむしだましに深い空ありぬ


2024年9月20日 02時22分更新(随時更新中)
 

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