現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年9月27日のデイリーキーワードランキング
1 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
2 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
3 | 鳥のごとくいつの日か死す三人いて |
4 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
7 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
8 | きらわれているとも知らず杉の花 |
9 | 沈黙も言葉のひとつ青りんご |
10 | 大花火天を感じてのちこぼれ |
11 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
12 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
13 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
14 | あかるさに淑気明日からまた悪女 |
15 | ちとせふる苔のきざはし月と行く |
16 | 初孫の生まれるニュース雲の峰 |
17 | 一束の百合好きなのか嫌なのか |
18 | 空といふ自由鶴舞ひやまざるは |
19 | 藍甕の藍はしづもり梅雨の底 |
20 | 子燕のこぼれむばかりこぼれざる |
21 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
22 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
23 | ここまでと踵返せり大花野 |
24 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
25 | 暗窓に白さるすべり陰みせて |
26 | 霜とけ島光る |
27 | 三伏の穢に鳴く荒鵜かな |
28 | 冬銀河北斗の柄より星とべる |
29 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
30 | この道しかない春の雪ふる |
31 | 仕切り直して蠅虎も夜長なり |
32 | 綾取りの糸のもつれやつるりんどう |
33 | 戦争と畳の上の団扇かな |
34 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
35 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
36 | から松は淋しき木なり赤蜻蛉 |
37 | ずぶぬれて犬ころ |
38 | 露の土踏んで脚透くおもひあり |
39 | 渚白い足出し |
40 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
41 | 釣瓶落しのさんざめくネオンかな |
42 | 煮凝りの魚の眼玉も喰はれけり |
43 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
44 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
45 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
46 | 愛すべき私の未来寒卵 |
47 | 峡空や霧氷の梢こまやかに |
48 | かまくらへゆつくりいそぐ虚子忌かな |
49 | 重ね着の中に女のはだかあり |
50 | 愛すべし椋鳥は鈴生り君は弓なり |
2024年3月28日 23時41分更新(随時更新中)