現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年11月4日のデイリーキーワードランキング
1 | コレラ怖ぢて奇麗に住める女かな |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 風がきて人間くさき菊人形 |
4 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
5 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
6 | 牡丹画いて絵の具は皿に残りけり |
7 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
8 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
9 | 金婚の傘寿と喜寿の鬼やらひ |
10 | 馬肉喰べ馬鹿馬鹿しいが老いるなり |
11 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
12 | ふるぼけしセロ一丁の僕の冬 |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
15 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
16 | 吊橋や百歩の宙の秋の風 |
17 | 木がらしや東京の日のありどころ |
18 | こんなよい月を一人で見て寝る |
19 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
20 | そは暗き海鳴りであり椋鳥乱舞 |
21 | 出来秋や男の涙ありにけり |
22 | 砂文字を消しゆく波や秋果つる |
23 | 魂うばふ氷室の桜ふぶくとき |
24 | 町空のつばくらめのみ新しや |
25 | 青梅やずぶ濡れの山すぐそばに |
26 | 紅葉かつ散る小学校の小振りなる |
27 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
28 | 海鼠のゆらぎ輪廻の中に見てゐたり |
29 | 三尊に広き四隅のさくら冷え |
30 | ひたすらに風が吹くなり大旦 |
31 | 雁の棹テトラポッドの傾ぎ合ふ |
32 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
33 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
34 | 芋アイス買うや小江戸の蔵造り |
35 | 桜騒箱をならべて箱のこと |
36 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
37 | 包丁に鱗張り付く初しぐれ |
38 | 蓬莱や東にひらく伊豆の海 |
39 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
40 | 青空のために咲きいる冬桜 |
41 | 二階に漱石一階に子規秋の蜂 |
42 | ストーブに傾いてゐる自尊心 |
43 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
44 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
45 | まぼろしの花湧く花のさかりかな |
46 | ひらがなカード並べられない微熱あるか |
47 | 愛してと言はんがばかりしやぼん玉 |
48 | しあわせは懐一杯 サンルーム |
49 | 五月雨や起上がりたる根無草 |
50 | 晩学の行方 どこまで鰯雲 |
2024年9月19日 14時10分更新(随時更新中)