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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2017年6月19日のデイリーキーワードランキング

1

どの子にも涼しく風の吹く日かな
2

バスを待ち大路の春をうたがはず
3

万緑の中や吾子の歯生え初むる
4

菜の花がしあはせさうに黄色して
5

たかんなの光て竹となりにけり
6

しんしんと肺碧きまで海の旅
7

青蛙おのれもペンキぬりたてか
8

まさをなる空よりしだれざくらかな
9

金剛の露ひとつぶや石の上
10

つちふるやまだうっすらと蒙古斑
11

冬菊のまとふはおのがひかりのみ
12

赤い椿白い椿と落ちにけり
13

星空へ店より林檎あふれをり
14

今思へば皆遠火事のごとくなり
15

せきをしてもひとり
16

跳箱の突き手一瞬冬が来る
17

咳の子のなぞなぞあそびきりもなや
18

滝落ちて群青世界とどろけり
19

今年また山河凍るを誰も防がず
20

鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし
21

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
22

入れものが無い両手で受ける
23

しゃれこうべ空梅雨雑居ビルの奥
24

夏至の日やみな太陽の子でありし
25

水の地球すこしはなれて春の月
26

アリクイに覗かれている胸の蒼
27

芋の露連山影を正しうす
28

人の世に花を絶やさず返り花
29

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ
30

赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり
31

紅梅や枝々は空奪いあひ
32

海に出て木枯帰るところなし
33

猛春や素読の一と日となりにけり
34

鍋の中にやはらかきもの寒に入る
35

冬蜂の死にどころなく歩きけり
36

ところてん煙のごとく沈みをり
37

吹きおこる秋風鶴をあゆましむ
38

いくたびも雪の深さを尋ねけり
39

囀をこぼさじと抱く大樹かな
40

万障が鉢合わせして濃紫陽花
41

ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜
42

紫は水に映らず花菖蒲
43

緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的
44

雀らも海かけて飛べ吹流し
45

生きかはり死にかはりして打つ田かな
46

たんぽぽや日はいつまでも大空に
47

遠泳や高波越ゆる一の列
48

葬送のハト飛び立ちぬすぐ戻る
49

爽籟や試歩伸ばし行く夫の背ナ
50

瞳孔を薬でひらき夕端居


2024年4月26日 01時21分更新(随時更新中)
 

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