現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
2 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
3 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
4 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
5 | 水枕ガバリと寒い海がある |
6 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
7 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
8 | 秋の航一大紺円盤の中 |
9 | 千羽鶴のその眼幾万幾億や |
10 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
11 | 春の昼匙おちてよき音たつる |
12 | 海に出て木枯帰るところなし |
13 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
14 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
15 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
16 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
17 | 老人が動いて春の土光る |
18 | 春惜むおんすがたこそとこしなへ |
19 | 輪踊の輪の崩れより春寒し |
20 | 荒れ山の花簪に笑ひ出す |
21 | 木枯やこのごろ多き阿世の徒 |
22 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
23 | 凍滝は父の表情して居たり |
24 | 晴天の天守に生れし雪ばんば |
25 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
26 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
27 | 蝋梅や磨きたりない床柱 |
28 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
29 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
30 | 日が伸びるのも孝行の一つかな |
31 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
32 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
33 | 呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉 |
34 | 翡翠の紅一点につづまりぬ |
35 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
36 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
37 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
38 | 夜嵐のあとの落花の花明り |
39 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
40 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
41 | 第三の志望なりしが入学す |
42 | 鎌とげば藜悲しむけしきかな |
43 | 葦折れず氷面解けがたし父祖の野は |
44 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
45 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
46 | 用のなき雪のただ降る余寒かな |
47 | 西施せつせつ髮洗うよう青田波 |
48 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
49 | 向日葵や信長の首切り落とす |
50 | 学僧の静かな歩み百日紅 |
2024年9月25日 13時33分更新(随時更新中)