現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年5月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | つちふるやまだうっすらと蒙古斑 |
5 | 清明や街道の松高く立つ |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
9 | せきをしてもひとり |
10 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
11 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
12 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
13 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
14 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
15 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
16 | 霧黄なる市に動くや影法師 |
17 | これ着ると梟が啼くめくら縞 |
18 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
19 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
20 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
21 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
22 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
23 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
24 | 雨閑か椎茸榾木産土に |
25 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
26 | 雨ことに壺のまはりの暗い元日 |
27 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
28 | 春の月ありしところに梅雨の月 |
29 | 星空へ店より林檎あふれをり |
30 | 雀の子一尺とんでひとつとや |
31 | 雨雫つきし臘梅手渡さる |
32 | 野分中つかみて墓を洗ひをり |
33 | 橋ふたつ越えたあたりの薄暑光 |
34 | 鐘を打ち晩夏の雲の湧くを待つ |
35 | 天地ふとさかさまにあり秋を病む |
36 | どこからが人の領分遠郭公 |
37 | 地下街の列柱五月来たりけり |
38 | 鮎の背に一抹の朱のありしごとし |
39 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
40 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
41 | 風船を空の深井に捜さねば |
42 | 雨がふる恋をうちあけやうと思ふ |
43 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
44 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
45 | 雨三日祈り過ぎたる時計草 |
46 | 蛇の衣遊覧船は出たばかり |
47 | いきいきと三月生る雲の奧 |
48 | あめっこ市林火に買いたき咳あめも |
49 | あめつちや林檎の芯に蜜充たし |
50 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
2024年4月26日 07時53分更新(随時更新中)