現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年2月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 大寺の月の柱の影に入る |
2 | 初午や物音ひびく部屋の壁 |
3 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
4 | 雨音の春となりゆく木綿針 |
5 | 白梅のあと紅梅の深空あり |
6 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
7 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
8 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
9 | 風邪の身にながき夕ぐれきたりけり |
10 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 重ね着の中に女のはだかあり |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
15 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
16 | 嵯峨野路の竹さわさわと春立ちぬ |
17 | 大寒の鏡影のみよぎりたり |
18 | 草萌や生命線の果てに海 |
19 | 町騒に遠き寺苑の仏桑花 |
20 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
21 | 日々重く声も大きく梅ふふむ |
22 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
23 | 悪態をつく相手なし小正月 |
24 | いなびかり北よりすれば北を見る |
25 | 抜歯して魂のなき秋簾 |
26 | 結界の落し文とて掃かれけり |
27 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
28 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
29 | 足袋つぐやノラともならず教師妻 |
30 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
31 | ビニールの姐様かむり牡丹の芽 |
32 | ああ小春我等涎し涙して |
33 | わが友よ粉をかぶりて夜もすがら |
34 | 洗濯物干す満開のつつじの前 |
35 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
36 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
37 | 頭悪き日やげんげ田に牛暴れ |
38 | 冬川やのぼり初めたる夕芥 |
39 | 鎌倉を驚かしたる余寒あり |
40 | 願ひごと無の齢なり初詣 |
41 | 夜学まぶし道より低き赤子の声 |
42 | 梵鐘の一打に揺らぐ花魁草 |
43 | やつぱり一人がよろしい雑草 |
44 | 室咲や憂き世のあらし玻璃越しに |
45 | 空咳ではじまる訓話紀元節 |
46 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
47 | もつれ合う蝶光芒となりて消ゆ |
48 | せきをしてもひとり |
49 | 花筵九十年の土ふまず |
50 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
2024年9月23日 04時11分更新(随時更新中)