現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年10月22日のデイリーキーワードランキング
1 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
2 | 稲架かげに唖ん坊と二人遊びけり |
3 | 齢深みたりいろいろの茸かな |
4 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
5 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
6 | 枯れてゆく蟷螂にあり炯眼は |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
9 | 登山者は刻を惜しまず大花野 |
10 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
11 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
12 | 春水をたたけばいたく窪むなり |
13 | 吊橋を揺らさぬように初蝶々 |
14 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
15 | 岨高く雨雲行くや朴の花 |
16 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
17 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
18 | まなかいに鳥帰るまでの広漠 |
19 | 分け入れば女と男砂遊び |
20 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
21 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
22 | 露の戸を突き出て寂し釘の先 |
23 | 冬陽に眠る青春の日の真昼のごと |
24 | ぬるるもの冬田に無かり雨きたる |
25 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
26 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
27 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
28 | 終ひ湯にムーミンママが来る月夜 |
29 | 父の好みの母が小さし茶の花垣 |
30 | 三日月がめそめそといる米の飯 |
31 | 神山の端山に住みて星月夜 |
32 | 天地の間にほろと時雨かな |
33 | 光る時光は波に花芒 |
34 | 消火器の肩のほこりの三の酉 |
35 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
36 | 雁の声のしばらく空に満ち |
37 | さようなら言いたくはなし春の宵 |
38 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
39 | 満月や掃除されたる家の中 |
40 | 断崖をもつて果てたる枯野かな |
41 | 月魄のことにゆらめき深海に |
42 | 歩をゆるめつつ秋風の中にあり |
43 | 大紅葉燃え上がらんとしつつあり |
44 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
45 | 歳時記にはさみ持ちゆく秋の雷 |
46 | ここまでと踵返せり大花野 |
47 | 山国の蝶を荒しと思はずや |
48 | 残生の何に追はるる虎落笛 |
49 | 世界すでに狂気に満ちて能始まる |
50 | 梅一輪一輪ずつの放射能 |
2025年8月29日 04時19分更新(随時更新中)