現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年1月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
2 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
3 | 栃木にいろいろ雨のたましいもいたり |
4 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
5 | 足のうら洗へば白くなる |
6 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
7 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
8 | 夏みかん酸つぱしいまさら純潔など |
9 | 狙撃の日連翹遠く眩しめり |
10 | 重ね着の中に女のはだかあり |
11 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
12 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
13 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
16 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
17 | コスモスなどやさしく吹けど死ねないよ |
18 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
19 | 夫ならぬひとによりそふ青嵐 |
20 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
21 | 春や昔十五万石の城下哉 |
22 | いきいきと三月生る雲の奧 |
23 | 夏の闇鶴を抱へてゆくごとく |
24 | 鮟鱇鍋ぬるりと生きし五十年 |
25 | 冬蜂の死に所なく歩きけり |
26 | 今日だけは自殺をやめて風邪をひこう |
27 | 鴬や洞然として昼霞 |
28 | 探梅や遠き昔の汽車にのり |
29 | うたた寝の父には熱き柱かな |
30 | 鮟鱇鍋箸もぐらぐら煮ゆるなり |
31 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
32 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
33 | うぐいすの匂うがごときのどぼとけ |
34 | 母うたた寝水仙ことごとく咲いて |
35 | われ病めり今宵一匹の蜘蛛も宥さず |
36 | 寒すみれ地球がゆるぶねと瞠る |
37 | 暗室より水の音する母の情事 |
38 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
39 | 鈴虫は鳴きやすむなり虫時雨 |
40 | 街灯は夜霧にぬれるためにある |
41 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
42 | 今日の授業誤ちありし青葉木萸 |
43 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
44 | 夏の山国母いてわれを与太という |
45 | 生ゴミの煩悩詰めて梅雨に入る |
46 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
47 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
48 | 広島や卵食ふ時口ひらく |
49 | 今日の喪へ開くあかるき傘の |
50 | 雪中の紅梅を見て相別る |
2024年9月24日 02時18分更新(随時更新中)