現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年4月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 黒部谿月光惹かれ入るごとし |
2 | 重ね着の中に女のはだかあり |
3 | 桜鯛かなしき目玉くはれけり |
4 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
5 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
6 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
7 | 春燈の下に我あり汝あり |
8 | 腹底に逆波起つる青嵐 |
9 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
10 | 太棹は陽の乱調子遠雪崩 |
11 | 初秋はうすむらさきの遠嶺かな |
12 | 幾万の絮落ちて野の枯れつくす |
13 | 冬耕の土裏返す雀どち |
14 | いきいきと死んでゐるなり水中花 |
15 | をかしくてをかしくて風船は無理 |
16 | まぼろしの鹿はしぐるるばかりなり |
17 | 仕事初めの電気ブランを注ぎくれし |
18 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
19 | 散らし雨遅咲き桜満開に |
20 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
21 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
22 | あたたかや鯉口あけて声なさず |
23 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
24 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
25 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
26 | ゆらぎ見ゆ百の椿が三百に |
27 | グリコ横取り僕の横ふかい霧 |
28 | 鬼瓦のあうんの間軒燕 |
29 | どの家にも修羅一人あり墓洗ふ |
30 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
31 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
32 | かたかごの花や越後にひとり客 |
33 | 残雪やごうごうと吹く松の風 |
34 | 湘南に浪おどらせて夏盛る |
35 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
36 | 春の雪ふる女はまことうつくしい |
37 | づかづかと来て踊子にささやける |
38 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
39 | 雷鳴の真只中で愛しあふ |
40 | 口遊む紅葉のなかの孤独かな |
41 | 黒松の一幹迫る寒灯下 |
42 | あなうらのひややけき日の夜の野分 |
43 | うたた寝の父には熱き柱かな |
44 | 源流に腰かけて居る翁かな |
45 | 秋の航一大紺円盤の中 |
46 | 問はるるやまあまあといふ十二月 |
47 | をかしさよ銃創吹けば鴨の陰 |
48 | 梁の自在の卍鳥雲に |
49 | 何回も転んで起きて芹なずな |
50 | 塚ひとつ包むがごとくつつじ燃ゆ |
2024年9月25日 03時51分更新(随時更新中)