現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年3月1日のデイリーキーワードランキング
1 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
2 | 法衣重くゆく老杉の芽ぶき時 |
3 | 白虹忌銹色つよき栗の毬 |
4 | 白菖蒲紫のなか白堪ふ |
5 | 愛するは櫻紅葉のベンチかな |
6 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
7 | 余生なほなすことあらむ冬苺 |
8 | ちるさくら海あをければ海へちる |
9 | すみれの花咲く頃の叔母杖に凭る |
10 | 人体冷えて東北白い花盛り |
11 | 雪の山山は消えつつ雪ふれり |
12 | 愛鳥週間むかしわたしは籠の鳥 |
13 | うごけば、寒い |
14 | 燈明に離れて坐る朧かな |
15 | 竈火赫とただ秋風の妻を見る |
16 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
17 | 歳月は雛のうしろに置いてある |
18 | 脱落の三羽後追う北帰行 |
19 | いなびかりひとと逢ひきし四肢てらす |
20 | 流さるるものとは知らず流し雛 |
21 | 初空や青松白砂ところがら |
22 | 髪ばかり見て別れたり雛祭 |
23 | 蛇の衣入れたる財布ふくらみぬ |
24 | 農具は脆く立っているなり雛の家 |
25 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
26 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
27 | 菜の花や小学校の昼餉時 |
28 | 鮎落ちて美しき世は終りけり |
29 | それぞれの淑気をたぐる太極拳 |
30 | 雨の中に立春大吉の光あり |
31 | 道のべに阿波の遍路の墓あはれ |
32 | 今生の今日の花とぞ仰ぐなり |
33 | 春の水岩を抱いて流れけり |
34 | 夕映の紅葉くぐって下りけり |
35 | かたつむり拗ね者として押し通す |
36 | ふるさとの月の港をよぎるのみ |
37 | 早春の土に手応へ鍬を振る |
38 | うす目して汗ばむ死者をうべなへり |
39 | 御空より発止と鵙や菊日和 |
40 | 行き先を決めかねている落葉かな |
41 | 苗札の金釘流と日暮れけり |
42 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
43 | 一本の杖の行手に夕霞 |
44 | 無鉄砲な梅の瑞枝が青空に |
45 | あわなみのみことをさらう遊びかな |
46 | 春の野を持上げて伯耆大山を |
47 | アイスバーン黒人きれいに歌いだす |
48 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
49 | 完熟とまとの撃てば木端みじんかな |
50 | 風筋のいろいろ分かれ二月尽 |
2024年9月27日 03時43分更新(随時更新中)