現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年9月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 牡丹百二百三百門一つ |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 見事なる蚤の跳躍わが家にあり |
4 | 秋麗の柩に凭れ眠りけり |
5 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
6 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
7 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
8 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
9 | せきをしてもひとり |
10 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
11 | 美しき緑走れり夏料理 |
12 | 無花果は熟れずに空のがらんどう |
13 | 教頭が桜の下で力抜く |
14 | 枯木立毛細血管しなやかに |
15 | 一点の橇一線の橇の道 |
16 | 湿原の草枯れ獣めく臭ひ |
17 | 揺さぶりて螢袋を過去にせり |
18 | 湯上りの肌の匂へり夕ざくら |
19 | 夏の山国母いてわれを与太と言う |
20 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
21 | 祖母山も傾山も夕立かな |
22 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
23 | 遠方の雲に暑を置き青さんま |
24 | 俳諧や藁を担いで出てゆけり |
25 | 鳥渡る博物館の林かな |
26 | リストラの鎌を洗っている月光 |
27 | モンゴルの野分の音か馬頭琴 |
28 | まんさくへまた立ちかえる風の父 |
29 | 日向ぼこここらが良かろお地蔵様 |
30 | 台風や大豆もやしの急成長 |
31 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
32 | 六体の笑ひ仏や寺ぬくし |
33 | ゆきあうて運動部員淑気満つ |
34 | 母を追ふ父の流燈波くらふ |
35 | 寒い月 ああ貌がない 貌がない |
36 | ナナカマドそこは日暮の行き止まり |
37 | つねに一二片そのために花篝 |
38 | 一瞬を束ねて冬のすみれ咲く |
39 | 暴風雪幹の風上から積る |
40 | 愛国も売国もみな着ぶくれて |
41 | 木苺やロシア部落の兄妹 |
42 | 一切は花栗の闇外厠 |
43 | 墓のうらに廻る |
44 | 昼寝するつもりがケーキ焼くことに |
45 | まんじゆしやげ昔おいらん泣きました |
46 | 漂うブイの耐蝕の意志流れる漁船 |
47 | 夏の暮れとは清盛のものならむ |
48 | 白露に阿吽の旭さしにけり |
49 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
50 | この雪嶺わが命終に顕ちて来よ |
2024年9月26日 16時33分更新(随時更新中)