現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年4月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 穀雨かな世の一隅に安らぎて |
2 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
3 | 穀雨なる決断の指開きつつ |
4 | 夜目に光る蛙ひき逃げ事件なり |
5 | ゆく雁やふたたび声すはろけくも |
6 | 抱かれぬ卵が主役復活祭 |
7 | これよりは恋や事業や水温む |
8 | 風化せぬ軍人墓や春の雷 |
9 | 若鮎の 二手になりて 上りけり |
10 | 鯛あまたゐる海の上盛装して |
11 | 履歴書の余白にきっとネギ坊主 |
12 | すぐ帰る若き賀客を惜しみけり |
13 | 藤村を偲ぶ小春の馬籠宿 |
14 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
15 | 咳をしても一人 |
16 | 向日葵は亡き母の背と同じ丈 |
17 | 父在らば何を蒔くらむ穀雨の日 |
18 | 川筋は都をどりのさそひ風 |
19 | シャボン玉ひとつ壊して地に還す |
20 | 芝桜疵ある土塀盛り上げし |
21 | 水辺寄りにんげん寄りに蘇芳の花 |
22 | せきをしてもひとり |
23 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
24 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
25 | 山桃の日陰と知らで通りけり |
26 | 春雨や傘さして見る絵草子屋 |
27 | 船笛や満月翳らせ過ぎゆけり |
28 | 二日月神州狭くなりにけり |
29 | 老境の静謐といふ梅日和 |
30 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
31 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
32 | 冬深みゆくほど旨き底魚 |
33 | 蛍烏賊桜煮として売られけり |
34 | 八月は食器を買ふにふさはしき |
35 | 宿下駄に残りし春の冷えを履く |
36 | イースター土に十字架描きおり |
37 | 竹秋や夕日はいつもななめなる |
38 | 一生の疲れのどつと籐椅子に |
39 | わが死後の植物図鑑きっと雨 |
40 | 山に登れば淋しい村がみんな見える |
41 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
42 | 悴むを羽化のはじまる心地とも |
43 | 天ざかる鄙に住みけり星祭 |
44 | 梅雨あがる穴喰町の禁漁区 |
45 | 穀雨来て村は一気に華やげり |
46 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
47 | 地図になき村しんかんと穀雨かな |
48 | 孕鹿やをら立ちたる夕ごころ |
49 | しぐるるや駅に西口東口 |
50 | 馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ |
2024年9月20日 04時19分更新(随時更新中)