現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年8月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 月浴びて玉崩れをる噴井かな |
2 | 木がらしや東京の日のありどころ |
3 | 戛々とゆき戛々と征くばかり |
4 | こんなよい月を一人で見て寝る |
5 | 白地着てこの郷愁の何処よりぞ |
6 | 初秋の蝗つかめば柔らかき |
7 | 鰯雲子は消ゴムで母を消す |
8 | 厨房に貝が歩くよ雛祭 |
9 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
10 | ぬかづけばわれも善女や佛生會 |
11 | 秋雪やがらくた市の皿弾く |
12 | 己が影を慕うて這へる地虫かな |
13 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
14 | 蛇を知らぬ天才といて風の中 |
15 | 透きとほる一番星や夏立ちぬ |
16 | 少女みな紺の水着を絞りけり |
17 | 千の手の一つを真似る月明かり |
18 | 八月や六日九日十五日 |
19 | しみじみと年の港といひなせる |
20 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
21 | 押花の鷺草重石を聖書とす |
22 | 朝夕がどかとよろしき残暑かな |
23 | 方丈の大庇より春の蝶 |
24 | ひと揺れの後凍蝶となりにけり |
25 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
26 | うららかや午睡の中の雲に乗り |
27 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
28 | 死*神と別れ風船虫とゐる |
29 | 奥三河芋の葉にのる月夜かな |
30 | 死蛍に照らしをかける蛍かな |
31 | 蝌蚪の尾のひりひり痛む夜もあらむ |
32 | 年賀やめて小さくなりて籠りをり |
33 | コスモスの押しよせてゐる廚口 |
34 | 火のやうな月の出花火打ち終る |
35 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
36 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
37 | 寂しいと言い私を蔦にせよ |
38 | 轟音の渦冷ややかな死者の笑み |
39 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
40 | 大寺を包みてわめく木の芽かな |
41 | やつぱり一人はさみしい枯草 |
42 | 昼凪のわが言葉のみ揺るるなり |
43 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
44 | 異母郷巨岩久しくとむらいぬ |
45 | 寒鮒の死にてぞ臭く匂ひけり |
46 | もどかしき老滴りに間合あり |
47 | ユッカ咲く庭芝広く刈られけり |
48 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
49 | 父在らば何を蒔くらむ穀雨の日 |
50 | あぢさゐの花より懈くみごもりぬ |
2024年9月22日 12時01分更新(随時更新中)