現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年2月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
2 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
5 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
6 | 閂をかけて見返る虫の闇 |
7 | オリーブは眠れる木なり野分だつ |
8 | 母在りて春の埃のやうにゐる |
9 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
10 | あきつとぶひかり薄れつ夕鳴子 |
11 | 夏草に気罐車の車輪来て止る |
12 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
13 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
14 | わからぬ句好きなわかる句ももすもも |
15 | 墓のうらに廻る |
16 | 船出のドラ鳴る逆光の雲の峰 |
17 | 芋腹をたたいて歓喜童子かな |
18 | 響動もして雨のことづて雪解かす |
19 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
20 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
21 | 別るるや夢一筋の天の川 |
22 | 朝顔の紺のかなたの月日かな |
23 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
24 | 海鳴のなほ遠く樺美智子の忌 |
25 | 昼寝するつもりがケーキ焼くことに |
26 | 鶫死して翅拡ぐるに任せたり |
27 | 蟻台上に飢ゑて月高し |
28 | 諳ずる九九十六夜の旅役者 |
29 | 足袋つぐやノラともならず教師妻 |
30 | 平和おそれるや夏の石炭蓆かぶり |
31 | 曼珠沙華どれも腹出し秩父の子 |
32 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
33 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
34 | いま一つ椿落ちなば立去らん |
35 | 秋煌と帆船ともり動く歩道 |
36 | 兜虫漆黒の夜を率てきたる |
37 | この町の子供減りたる地蔵盆 |
38 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
39 | ふと咲けば山茶花の散りはじめかな |
40 | 仏母たりとも女人は悲し灌仏会 |
41 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
42 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
43 | 雪暮れて森はなやかに去りゆけり |
44 | みづうみのみなとのなつのみじかけれ |
45 | 花の夜は銀の鱗をもて逢はむ |
46 | 寒夜子へ歸る溝川も光もつ |
47 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
48 | 枯木立月光棒のごときかな |
49 | 飯白し八月十五日正午 |
50 | 窓あけて見ゆる限りの春惜む |
2024年4月24日 21時19分更新(随時更新中)