現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年5月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
2 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
5 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
6 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
7 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
8 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
9 | 螢獲て少年の指みどりなり |
10 | 透きとほる一番星や夏立ちぬ |
11 | ものの種にぎればいのちひしめける |
12 | 木の葉散る歩きつめる |
13 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
14 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
15 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
16 | 一日もの云はず蝶の影さす |
17 | ≪Que sais-je?≫傾き立てるいたどり |
18 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
19 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
20 | 雪晴れてわが冬帽の蒼さかな |
21 | へうへうとして水を味はふ |
22 | 岬鼻へ飛立つ前の鷹一羽 |
23 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
24 | くちびるに夜霧を吸へりあまかりき |
25 | 夕顔の開かんとして白ふかむ |
26 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
27 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
28 | 入れものが無い両手で受ける |
29 | 夏立ちぬ書斎の壁に芋銭の絵 |
30 | もがり笛風の又三郎やあーい |
31 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
32 | 迷わずに出来た句はなし若葉冷え |
33 | あたゝかや白泉居士の新しさ |
34 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
35 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
36 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
37 | 天金本まぶしくひらき万緑す |
38 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
39 | メロン食べ見えざる海に包まるる |
40 | 盛装し下着はつけず観る桜 |
41 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
42 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
43 | 海に出て木枯帰るところなし |
44 | 黄落や身うち真中の柱立つ |
45 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
46 | 朔風や木目浮きたる跪拝台 |
47 | 石ころも露けきものの一つかな |
48 | オーボエを愛せり霧の河口にて |
49 | 兎追ひし山こそ思へ葛の花 |
50 | 自転車で下る二の丸梅白し |
2025年8月28日 08時43分更新(随時更新中)