現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年9月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
2 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
3 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
4 | 日本を打ちてし止まぬ台風禍 |
5 | 行秋のとんぼにとまるとんぼかな |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
8 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
9 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
10 | 大賢は大愚に似たり生身魂 |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
13 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
14 | 星空へ店より林檎あふれをり |
15 | 鉄棒に置き忘れられ蛇の衣 |
16 | 炎天を槍のごとくに涼気すぐ |
17 | ご愁傷でしたと樅の木が残る |
18 | 人体冷えて東北白い花盛り |
19 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
20 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
21 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
22 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
23 | 火葬場に塩の積みある秋渇き |
24 | 良夜かな赤子の寝息麩のごとく |
25 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
26 | 翅あらば今たたみ頃夕端居 |
27 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
28 | 芒原人差指は人を刺し |
29 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
30 | ゆるやかに着たまい秋の女身仏 |
31 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
32 | 致死量の月光兄の蒼全裸 |
33 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
34 | 淋しさは云わず絵手紙に秋のばら |
35 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
36 | 海に出て木枯帰るところなし |
37 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
38 | 啓蟄や顔の出てくる地下の駅 |
39 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
40 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
41 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
42 | セーヌ川秋の夕日の白ワイン |
43 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
44 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
45 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
46 | 金魚大鱗夕焼の空の如きあり |
47 | 母の日の風のまねする鷗かな |
48 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
49 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
50 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
2024年4月27日 06時21分更新(随時更新中)