現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年12月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
2 | 愛蔵の碗の手入れも年用意 |
3 | 去年今年貫く棒の如きもの |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 滅びつつピアノ鳴る家蟹赤し |
6 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
7 | 初暦知らぬ月日は美しく |
8 | 赤ん坊のばんざいに似て山笑う |
9 | 卵割るように銀河を渡りけり |
10 | 頬かむり解かず信濃の捨案山子 |
11 | 枯野はも縁の下までつづきをり |
12 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
13 | あをあをと空を残して蝶分れ |
14 | 木枯やこのごろ多き阿世の徒 |
15 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
16 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
17 | 海に出て木枯帰るところなし |
18 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
19 | さよならをくりかへしゐる走馬燈 |
20 | 急ぐまいたかが二人の年用意 |
21 | 一寸ゐてもう夕方や雛の家 |
22 | 一行の添え書に見る年賀状 |
23 | 洗はれて月明を得む吾子の墓 |
24 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
25 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
26 | ポポポポとタンポポ笑う兎跳び |
27 | 草刈りてひたすら刈りて誕生日 |
28 | 鯛は美のおこぜは醜の寒さかな |
29 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
30 | ふはふはのふくろうの子のふかれをり |
31 | 雪の嶺走らずにみな聳え立つ |
32 | 新しき猿又ほしや百日紅 |
33 | 慎ましく足元見よと藪柑子 |
34 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
35 | 初場所の昨日撥ねたる夕べかな |
36 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
37 | 古雛長寿透く手の祝かな |
38 | 葱一本拔いてきらめく一行詩 |
39 | わが生きる心音トトと夜半の冬 |
40 | 古代よりの伝言ひらり鵙日和 |
41 | 裃をぬけ出て只の年男 |
42 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
43 | 三寒のひと日静かに暮れゆけり |
44 | 椿子に会ひたしと言ひ雛の客 |
45 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
46 | 夏の山国母いてわれを与太と言う |
47 | 実存とは破魔矢を握りしむことか |
48 | 春の歌うたえば解けゆくもののあり |
49 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
50 | 伊予柑の手秤でよし朝の市 |
2024年9月22日 01時54分更新(随時更新中)