現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年12月26日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
3 | 春雪の暫く降るや海の上 |
4 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
5 | 水枕ガバリと寒い海がある |
6 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
7 | MRI画像のあっ風花 |
8 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
9 | うらうらと陽の上りたる霧氷かな |
10 | オリオンの盾新しき年に入る |
11 | 水べりに嵐山きて眠りたる |
12 | 薄氷の裏を舐めては金魚沈む |
13 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
14 | 新宿ははるかなる墓碑鳥渡る |
15 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
16 | 無為の日も余命の一日桐の花 |
17 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
18 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
19 | アイスクリームに厚き外套脱ぎ給へ |
20 | 梅真白如来の結ぶ智拳印 |
21 | 愛藏す東籬の詩あり菊枕 |
22 | 花筏押して餌をやる鯉贔屓 |
23 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
24 | 去年今年貫く棒の如きもの |
25 | 菜の花といふ平凡を愛しけり |
26 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
27 | 凍蝶は賢者の石に眠りたる |
28 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
29 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
30 | 秋の婚皇后吾娘を抱きしむる |
31 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
32 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
33 | 初暦知らぬ月日は美しく |
34 | 川筋は都をどりのさそひ風 |
35 | 歳月を煮つめて蛇はいまだ蛇 |
36 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
37 | くちなしの崩れる雨の競輪場 |
38 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
39 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
40 | 入れ歯にも沁みるきんかんさしすせそ |
41 | 海に出て木枯帰るところなし |
42 | 淑気とは紙一枚の立つごとし |
43 | 一村のうすうすといる狐雨 |
44 | 黒部谿月光惹かれ入るごとし |
45 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
46 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
47 | 遅き日の漱石の髭重たからん |
48 | ままごとの飯もおさいも土筆かな |
49 | 二階に漱石一階に子規秋の蜂 |
50 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
2024年9月25日 01時46分更新(随時更新中)