現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年7月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 炎天こそすなはち永遠の草田男忌 |
2 | 牡丹百二百三百門一つ |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
5 | あぶらなの花にはろけささしかかる |
6 | 一月の川一月の谷の中 |
7 | 水澄みて四方に関ある甲斐の国 |
8 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
9 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
10 | 芋の露連山影を正しうす |
11 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
12 | 白鳥百羽津軽の空を明るうす |
13 | 七夕竹借命の文字隠れなし |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 入れものが無い両手で受ける |
16 | 青春の過ぎにしこゝろ苺喰ふ |
17 | いきいきと三月生る雲の奧 |
18 | 沈丁花夢のあとさき匂ひける |
19 | しろがねの風が笛吹く雪野かな |
20 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
21 | 武者さんの画にはなりさう種の薯 |
22 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
25 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
26 | 石が口ひらく葬りの五月闇 |
27 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
28 | 連翹や真間の里びと垣を結はず |
29 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
30 | 池が足下に日箭ふんだんな午後の桎梏 |
31 | 丘麥そよぐ夕景たのし戰なくば |
32 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
33 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
34 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
35 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
36 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
37 | 愛あれば死んだふりする田螺かな |
38 | つまみたる夏蝶トランプの厚さ |
39 | 拝みたき卒寿のふぐり春の風 |
40 | ポケットに春を匿っている筈だ |
41 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
42 | なつかしや未生以前の青嵐 |
43 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
44 | ときどきは鱗を見せて虎が雨 |
45 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
46 | 旱道挨拶しない蟻もいて |
47 | 春ゆうぐれ少年にねじひとつねばる |
48 | おそるべき君等の乳房夏来る |
49 | 冱て返る沼のごとくに午後睡る |
50 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
2024年9月19日 05時15分更新(随時更新中)