現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年5月の月間キーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
4 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
5 | 重ね着の中に女のはだかあり |
6 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
7 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
8 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
11 | 芋の露連山影を正しうす |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
14 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
15 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
16 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
17 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
18 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
19 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
20 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
23 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
24 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
25 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
26 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
27 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
28 | 星空へ店より林檎あふれをり |
29 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
30 | 空蝉に真昼の海が残っている |
31 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
32 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
33 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
34 | 野の虹と春田の虹と空に会ふ |
35 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
36 | 男根担ぎ仏壇峠越えにけり |
37 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
38 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
39 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
40 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
41 | からだの風景を鷹が舞っている |
42 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
43 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
44 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
45 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
46 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
47 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
48 | おそるべき君等の乳房夏来る |
49 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
50 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
2024年4月27日 17時01分更新(随時更新中)