現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年1月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 凩や海に夕日を吹き落す |
3 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
4 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
5 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
6 | 月山の木霊と遊ぶ春氷柱 |
7 | 雪降れり時間の束の降るごとく |
8 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
9 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
10 | クリオネの心臓うごく小正月 |
11 | むらさきになりゆく二羽の青鷹 |
12 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
13 | 郭公や国の真洞は夕茜 |
14 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
15 | 小豆粥たちまち松のくもりたる |
16 | 退院や虹立つ空より鳥語降る |
17 | 雪霏々と舷梯のぼる眸濡れたり |
18 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
19 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
20 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
21 | 剪定の枝のとび散る通学路 |
22 | 初暦知らぬ月日は美しく |
23 | 去年今年貫く棒の如きもの |
24 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
25 | 別るるや夢一筋の天の川 |
26 | 鞦韆は漕ぐべし愛は奪うべし |
27 | 途中から怖い記憶になる末黒野 |
28 | ちちははの墓には寄らで野に遊ぶ |
29 | 悪態をつく相手なし小正月 |
30 | 梨咲くと葛飾の野はとの曇り |
31 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
32 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
33 | 家業累代次に伝える種袋 |
34 | 海に出て木枯帰るところなし |
35 | この道の富士になりゆく芒かな |
36 | 雷鳥の遊ぶ岩根の捨扇 |
37 | 初旅や五分遅れし掲示板 |
38 | 墜ちてゆく 燃ゆる冬日を股挟み |
39 | 寒禽しづかなり震度7の朝 |
40 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
41 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
42 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
43 | 冴え返る運河の町の石だたみ |
44 | 血糖値高きへバレンタインデー |
45 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
46 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
47 | 畦塗りの鍬の土音日を返す |
48 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
49 | とんどの火恵方に倒し鎮めけり |
50 | 音らしき音生む枯れし菊束ね |
2025年8月29日 08時41分更新(随時更新中)