現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年3月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 眼帯に死蝶かくして山河越ゆ |
3 | 防人の妻恋ふ歌や磯菜摘む |
4 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
5 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
6 | 妻あるも地獄妻亡し年の暮 |
7 | 馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 |
8 | 春めきてものの果てなる空の色 |
9 | 流人墓地寒潮の日の高かりき |
10 | 亀鳴くや皆愚かなる村のもの |
11 | てのひらにのせてくださる柏餅 |
12 | つばさあるもののあゆめり春の土 |
13 | 秋すずしきことの一つを死と言えり |
14 | 春や昔十五万石の城下哉 |
15 | 玉の如き小春日和を授かりし |
16 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
17 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
18 | 来年は遠しと思ふいなびかり |
19 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
20 | 天ざかる鄙に住みけり星祭 |
21 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
22 | 死ぬために天上帰る雁ならめ |
23 | てのひらに蜂を歩ませ歓喜仏 |
24 | 木の芽風漆黒の膳拭き清め |
25 | 春霰たばしる馬酔木花垂りぬ |
26 | 利休忌の白紙にちかき置手紙 |
27 | 好転のとき青鷺の身じろぐは |
28 | 流るるは春立つ水か枕灯か |
29 | 氷雨してだいだらぼっち腕を垂れ |
30 | 瓜苗やたたみてうすきかたみわけ |
31 | 甘草の芽のとびとびのひとならび |
32 | 山桜 雪嶺天に 声もなし |
33 | もがり笛よがりのこゑもまぎれけり |
34 | 苗代や生ひ出でしもののかすかなる |
35 | 梅林に目眩み 果てもない日常 |
36 | 不惑とは何ぞ新茶はなまぐさし |
37 | 啓蟄や兄の戦艦浮上せず |
38 | 吾も春の野に下り立てば紫に |
39 | くちすへばほほづきありぬあはれあはれ |
40 | 寄せられて風に戦げず余り苗 |
41 | 町空のつばくらめのみ新しや |
42 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
43 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
44 | あけぼのや泰山木は蝋の花 |
45 | 北帰鳥な告げそ告げそ妻が涙を |
46 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
47 | 春蘭の花芽をかぞえ癒えており |
48 | 遠く透く澪のあかしや雪催ひ |
49 | 舟中に山を仰ぐや青嵐 |
50 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
2024年4月19日 14時51分更新(随時更新中)