現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年5月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
4 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
5 | 星空へ店より林檎あふれをり |
6 | たはむれにハンカチ振つて別れけり |
7 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
8 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
9 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
10 | この旅の思ひ出波の浮寝鳥 |
11 | 女郎花少しはなれて男郎花 |
12 | 蟻地獄松風を聞くばかりなり |
13 | 瑠璃沼に滝落ちきたり瑠璃となる |
14 | 翡翠の影こんこんと遡り |
15 | 新宿ははるかなる墓碑鳥渡る |
16 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
17 | 梅二月ひかりは風とともにあり |
18 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
19 | 老いながらつばきとなつて踊りけり |
20 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
21 | この道しかない春の雪ふる |
22 | 桜には馬が似合うと思いおり |
23 | 蛍獲て少年の指みどりなり |
24 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 埃から埠頭吸い馬の眼馬の眼を怒る |
27 | 郭公や何処までゆかば人に逢はむ |
28 | 卯の花や縦一文字ほとの神 |
29 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
30 | 螢獲て少年の指みどりなり |
31 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
32 | 朝湯こんこんあふれるまんなかのわたくし |
33 | わかさぎは生死どちらも胴を曲げ |
34 | いつの世も朧の中に水の音 |
35 | 窓の雪女体にて湯をあふれしむ |
36 | 棹さして月のただ中 |
37 | 蓑虫よ父よと鳴きて母もなし |
38 | 終戦忌頭が禿げてしまひけり |
39 | 光年の月日はながれ冬銀河 |
40 | 木々の芽に触れて明日を考える |
41 | 公園の見取図どこも緑濃し |
42 | 花は葉に駅舎新たな風を生む |
43 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
44 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
45 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
46 | 冬の日のなほあたたかな時を病む |
47 | 着膨れてなんだかめんどりの気分 |
48 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
49 | ニコライの鐘の愉しき落葉かな |
50 | 疾風雲冬満月を隠しけり |
2024年4月24日 00時12分更新(随時更新中)