現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年12月19日のデイリーキーワードランキング
1 | 今生は病む生なりき烏頭 |
2 | 妻へ帰るまで木枯の四面楚歌 |
3 | 海に出て木枯帰るところなし |
4 | 人間の骨はもの言ふ霜柱 |
5 | 蛇衣を脱ぐ身の長さかこちつつ |
6 | 竜天に昇る暁雲輝やかし |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
9 | 釣人の影消されゆく冬至かな |
10 | 若鮎の二手になりて上りけり |
11 | うしろ姿の時雨てゆくか |
12 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
13 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | 軒落ちて雪窮巷を塞ぎけり |
16 | 初暦知らぬ月日は美しく |
17 | 柊の花一本の香りかな |
18 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
19 | 冬の水一枝の影も欺かず |
20 | 去年今年貫く棒の如きもの |
21 | 一行の添え書に見る年賀状 |
22 | 蛇衣を脱ぐ半熟という脆さ |
23 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
24 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
25 | スケートの濡れ刃携へ人妻よ |
26 | 準備中炭で炭割る音がする |
27 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
28 | 青丹よし寧楽の墨する福寿草 |
29 | 竜の玉獣の言葉わかると言ふ |
30 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
31 | 愛蔵の碗の手入れも年用意 |
32 | 痰一斗糸瓜の水も間に合はず |
33 | 太郎に見えて次郎に見えぬ狐火や |
34 | 竜天に登り近江に卵一つ |
35 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
36 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
37 | 芋の露連山影を正しうす |
38 | 糸瓜咲て痰のつまりし仏かな |
39 | 天皇の白髪にこそ夏の月 |
40 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
41 | 枯蔦となり一木を捕縛せり |
42 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
43 | 三日月は夜毎に肥る零余子飯 |
44 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
45 | 口ごもる男うつくし掛大根 |
46 | 木がらしや目刺にのこる海の色 |
47 | 熱燗や討入り下りた者同士 |
48 | 木瓜咲くや漱石拙を守るべく |
49 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
50 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
2024年9月26日 11時21分更新(随時更新中)