現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年9月17日のデイリーキーワードランキング
1 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
2 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
3 | 露人ワシコフ叫びて柘榴打ち落す |
4 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
5 | 大空に伸び傾ける冬木かな |
6 | 揚羽蝶おいらん草にぶら下がる |
7 | 邇ォ瑰や今も沖には未来あり |
8 | 秋風を聞けり古曲に似たりけり |
9 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
10 | いまは床屋となりたる友の落葉の詩 |
11 | わらんべの溺るるばかり初湯かな |
12 | われ病めり今宵一匹の蜘蛛も宥さず |
13 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
14 | 一高へ径の傾く芋嵐 |
15 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
16 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
17 | 日常や椿一輪が重たし |
18 | 春晝の指とどまれば琴も止む |
19 | 春雷や布団の上の旅衣 |
20 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
21 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
22 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
23 | 菜種咲けばしばらく菜種色の川 |
24 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
25 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
26 | 頭の中に藤ゆれてゐる鯛田麸 |
27 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
28 | あるけばかつこういそげばかつこう |
29 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
30 | うれしさは春のひかりを手に掬ひ |
31 | おにはにはにはにはとりがゐるはるは |
32 | おぼろ夜や旅先ではく男下駄 |
33 | かやつり草笑みそめて嬰にえくぼ一つ |
34 | からだの風景を鷹が舞っている |
35 | きみと会う九月丸太ン棒をわたり |
36 | ご先祖といふお荷物や墓洗ふ |
37 | ししうどや金剛不壊の嶺のかず |
38 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
39 | たましいを鎮めて昏し烏瓜 |
40 | たましひのたとへば秋のほたる哉 |
41 | てんぷらやすでに鰭張る今年鯊 |
42 | とどまれば我も素足の曼珠沙華 |
43 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
44 | どんぐりの落ちて日あたる山となる |
45 | ぬかご飯水辺の母は跼んでいた |
46 | のぞきからくり泡だちやまぬ夜の廃液 |
47 | ふるさとの土の底から鉦たたき |
48 | ものの種にぎればいのちひしめける |
49 | やまかがし美しく川渡りおる |
50 | れんぎように巨鯨の影の月日かな |
2024年9月25日 01時26分更新(随時更新中)