現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年6月24日のデイリーキーワードランキング
1 | ちるさくら海あをければ海へちる |
2 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
3 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
6 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
9 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
10 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
11 | すみれ野に罪あるごとく来て二人 |
12 | 逢うために母は銀河の駅に佇つ |
13 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
14 | 芋の露連山影を正しうす |
15 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
16 | 夏至の水呑んできれいな声を出す |
17 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
18 | 人体冷えて東北白い花盛り |
19 | 家桜かざらぬひとは宝なり |
20 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
21 | 星空へ店より林檎あふれをり |
22 | 凩の吹き荒るる中の午砲かな |
23 | 老いゆくを罪と思はず百日紅 |
24 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
25 | 風まかせの今日の運勢 夏鶯 |
26 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
27 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
28 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
29 | 罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき |
30 | ねむられぬ友の扇子の音すなり |
31 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
32 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
33 | 背泳ぎの空のだんだんおそろしく |
34 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
35 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
36 | 水櫛の朝さわやかに厨ごと |
37 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
38 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
39 | 十薬や才気ささふるもの狂気 |
40 | 六月の馬上にのこる鞭の音 |
41 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
42 | 朴の咲く淵にこだます機屋かな |
43 | 秋水やまた会ひ難き女ども |
44 | 入れものが無い両手で受ける |
45 | 満月に目をみひらいて花こぶし |
46 | まほろばの真の花に心映え |
47 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
48 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
49 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
50 | 夕暮の橋が短かく青山椒 |
2024年4月18日 08時07分更新(随時更新中)