現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年1月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
2 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | 屈原の詩朗々と冬の月 |
5 | 少年の見遣るは少女鳥雲に |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 星空へ店より林檎あふれをり |
9 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
10 | 海に出て木枯帰るところなし |
11 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
12 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
13 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
14 | 春眠や底のぬけたる砂時計 |
15 | 海鼠切つて太古の水をあふれしむ |
16 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
17 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
18 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
19 | オリオンの盾新しき年に入る |
20 | 霜とけ島光る |
21 | いつせいに柱の燃ゆる都かな |
22 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
23 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
24 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
25 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
26 | 仕切り直して蠅虎も夜長なり |
27 | 遠富士に雲の天蓋雛祭 |
28 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
29 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
30 | 除夜の妻白鳥のごと湯浴みをり |
31 | ダイヤモンドダスト見詰めて目の熱き |
32 | 墓のうらに廻る |
33 | 冬深し柱の中の濤の音 |
34 | 獅子舞の口中暗し舞の影 |
35 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
36 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
37 | 書初めやをさなおぼえの万葉集 |
38 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
39 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
40 | 窓の雪女体にて湯をあふれしむ |
41 | 朝月や芭蕉いよいよ玉解かむ |
42 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
43 | 新涼や木道渉る音つつぬけ |
44 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
45 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
46 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
47 | たましいの剥製ダイヤモンドダスト |
48 | 素読とも劣等感とも冬のたんぽぽ |
49 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
50 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
2024年9月25日 18時19分更新(随時更新中)