現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年2月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 方丈の大庇より春の蝶 |
2 | てふてふや遊びをせむとて吾が生れぬ |
3 | ほのかなる少女のひげの汗ばめる |
4 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
5 | ちるさくら海あをければ海へちる |
6 | ふはふはのふくろうの子のふかれをり |
7 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
10 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
11 | ひまわりの嘘ひとつずつちょっと死ぬ |
12 | 大安やうつらうつらと含羞草 |
13 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
14 | 夏帯に少し加わる年の功 |
15 | 螢の夜老い放題に老いんとする |
16 | ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう |
17 | あさまらのめでたき春となりにけり |
18 | 初暦知らぬ月日は美しく |
19 | 我生の今日の昼寝も一大事 |
20 | 木の葉木菟ドン・キホーテを悼むかに |
21 | 白馬を少女瀆れて下りにけむ |
22 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
23 | 水母みな西へ漂う眠りの岸 |
24 | すみれ踏みしなやかに行く牛の足 |
25 | 灯台の遥かにあれば悴めり |
26 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
27 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
28 | 切干やいのちの限り妻の恩 |
29 | 海に出て木枯帰るところなし |
30 | 帰るべき山霞みをり帰らむか |
31 | 仮幻忌や蓮あらしの青こだま |
32 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
33 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
34 | 晩夏かなわれら在日日本人 |
35 | 死にそびれ糸遊はいと遊ぶかな |
36 | タンポポのあなたここらが北限です |
37 | いきいきと三月生る雲の奧 |
38 | たんぽぽの乳拭く何か拭き足らぬ |
39 | 流れに乗るまでの道のり あめんぼう |
40 | 竹馬やいろはにほへとちりぢりに |
41 | 牛虻よ牛の泪を知つてゐるか |
42 | 孔雀の奇声紫陽花ぽんぽん弾けさう |
43 | 春日を鉄骨のなかに見て帰る |
44 | 肉付きは良好ですと春検診 |
45 | 水櫛の朝さわやかに厨ごと |
46 | あたたかき十一月もすみにけり |
47 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
48 | 身の裡にしらほねはあり冬欅 |
49 | 春めきてものの果てなる空の色 |
50 | 天平のをとめぞ立てる雛かな |
2024年9月26日 17時57分更新(随時更新中)