現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年5月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
2 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
3 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
4 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
9 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
10 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
11 | あぢさゐの毬より侏儒よ駆けて出よ |
12 | 芋の露連山影を正しうす |
13 | 熟れそめて細枝のしなふ柘榴かな |
14 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
15 | 馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 |
16 | 活きた目をつつきに来るか蝿の声 |
17 | 山越える山のかたちの夏帽子 |
18 | 花時のいつも得体の知れぬ雲 |
19 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
20 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
21 | 重ね着の中に女のはだかあり |
22 | 丈夫やマニラに遠き波枕 |
23 | こんなよい月を一人で見て寝る |
24 | 花散つて廊暗がりの担送車 |
25 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
26 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
27 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
28 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
29 | 鉄線花と鵜とぐんぐんと近づきたる |
30 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
31 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
32 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
33 | 女来と帯纒き出づる百日紅 |
34 | 家裏に空瓶透いて紅葉山 |
35 | 雪残る頂き一つ国境 |
36 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
37 | 静かさや鼻の下から雪がふる |
38 | この野の上白い化粧のみんないる |
39 | わが夏帽どこまで転べども故郷 |
40 | わが息のわが身に通ひ渡り鳥 |
41 | あるけばかつこういそげばかつこう |
42 | 海に出て木枯帰るところなし |
43 | さみだれのあまだればかり浮御堂 |
44 | 拾得は焚き寒山は掃く落葉 |
45 | ちるさくら海あをければ海へちる |
46 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
47 | 火に椿投じて杜国忌を修す |
48 | 地に落ちて柿栗青し土用東風 |
49 | 炎昼の女体のふかさはかられず |
50 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
2024年4月24日 01時10分更新(随時更新中)