現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年10月31日のデイリーキーワードランキング
1 | 優曇華や砂となる村摩尼車 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
4 | 星空へ店より林檎あふれをり |
5 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
6 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
7 | 立冬のまだやわらかいふくらはぎ |
8 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
9 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
10 | 凌霄の吐息のもれる昼下り |
11 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
12 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
13 | 芋の露連山影を正しうす |
14 | 分け入つても分け入つても青い山 |
15 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
16 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
17 | 冬の水一枝の影も欺かず |
18 | 藍甕を敲きて秋思身近かにす |
19 | 墓のうらに廻る |
20 | 海に出て木枯帰るところなし |
21 | 桃青し赤きところの少しあり |
22 | 板囲ひ隙間だらけの独活の室 |
23 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
24 | 米寿得て彼岸此岸のみな朧 |
25 | うすめても花の匂ひの葛湯かな |
26 | 墓ひとつ更地にしたる鰤起し |
27 | いぼむしり勝手に涙が出て困る |
28 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
29 | 会津はや腹召すやうに蝶生まる |
30 | 紅葉明るし手紙よむによし |
31 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
32 | つくも髪ねんごろに梳き去年今年 |
33 | 夫ならぬ男にしずる春の雪 |
34 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
35 | 産むというおそろしきこと青山河 |
36 | 雨の沙羅雨あとの沙羅うす月夜 |
37 | 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ |
38 | 天渺々笑ひたくなりし花野かな |
39 | みやこなる橋の手垢や燕子花 |
40 | 背中から羽生えさうな春の昼 |
41 | 触るるものみな熱もてり終戦日 |
42 | ひとりより百人が好きかすみ草 |
43 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
44 | 夫ならぬひとによりそふ青嵐 |
45 | 竹皮を脱ぐやこどもはいつも旬 |
46 | 水温む鯨が海を選んだ日 |
47 | 垣結ふや一遍上人過ぎゆきし |
48 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
49 | 米寿なほ夜毎酌みたし鉦叩 |
50 | おおぶろしき弟のさえずりと聞くよ |
2025年8月29日 08時49分更新(随時更新中)