現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月26日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
5 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | 星空へ店より林檎あふれをり |
10 | この雪嶺わが命終に顕ちて来よ |
11 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | 春冷えや母の小さき背をさする |
14 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
15 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
16 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
17 | 孤老とは 終日ででつぽに鳴かれ |
18 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
19 | 少年や六十年後の春の如し |
20 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
21 | 還暦をすぎ春風のよく見える |
22 | 青葉風日常という忘れ物 |
23 | 夏山を統べて槍ケ岳真青なり |
24 | 栗咲く香にまみれて寡婦の寝ねがたし |
25 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
26 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
27 | 五月雨や上野の山も見あきたり |
28 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
29 | 始祖鳥の声のそよげる箒草 |
30 | 黒凍みの道夜に入りて雪嶺顕つ |
31 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
32 | 早苗田に男の歩幅残りおり |
33 | いちまいの皮の包める熟柿かな |
34 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
35 | こんなよい月を一人で見て寝る |
36 | 枯山水うるほしゆくや花の雨 |
37 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
38 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
39 | 初郭公 句碑除幕までまっしぐら |
40 | 梵鐘の一打に揺らぐ花魁草 |
41 | ややありて流れはじめし雛かな |
42 | 古庭を魔になかへしそ蟇 |
43 | あやふやな夫婦の距離に新茶汲む |
44 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
45 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
46 | 菫程な小さき人に生れたし |
47 | 間髪を入れずして年改まる |
48 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
49 | 睡蓮のほとり明るしこぬか雨 |
50 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
2024年9月24日 13時07分更新(随時更新中)