現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年1月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
2 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
3 | 羅やなまけごころを大事にす |
4 | 多摩蘭坂ぶるんと寒の雲の尻 |
5 | 天の川わたるお多福豆一列 |
6 | 湯ぶねより一とくべたのむ時雨かな |
7 | どこからか見られ地球の水澄めり |
8 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
9 | スケートの紐むすぶ間も逸りつつ |
10 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
11 | ベレーはみ出る白鬢 神戸でなら死にたい |
12 | 子を殴ちしながき一瞬天の蝉 |
13 | 老人を裏返しては梅真白 |
14 | 大雪の岸ともりたる信濃川 |
15 | えりあしのましろき妻と初詣 |
16 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
17 | 約束の寒の土筆を煮て下さい |
18 | 冬に入るいつも正面は衰えて |
19 | 舟釣瓶ぶつかけられし鮟鱇かな |
20 | 家鳴りすや牡丹根分をしたる夜に |
21 | 再びは生れ来ぬ世か冬銀河 |
22 | ちなみぬふ陶淵明の菊枕 |
23 | 白梅の万蕾にさすみどりかな |
24 | サフランや映画はきのう人を殺め |
25 | 畳の目粗し雪夜をかへりきて |
26 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
27 | 香水の一滴づつにかくも減る |
28 | 全天が来て咬みしめる秋の蛇 |
29 | 土佐は今二番苗代青田中 |
30 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
31 | 立ち止まり妻を待つ間の田村草 |
32 | 春来たる今朝搾りたる冷酒飲む |
33 | 人間探求派のわれを呼ぶ牛蛙 |
34 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
35 | 雪暗の産湯の匂い背後より |
36 | うたた寝の父には熱き柱かな |
37 | 去年今年へうへうとゐる |
38 | 伸びる肉ちぢまる肉や稼ぐ裸 |
39 | 大学も葵祭のきのふけふ |
40 | せきをしてもひとり |
41 | さくらしべ降る歳月の上にかな |
42 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
43 | 生と死のはざまか春が先きに逝く |
44 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
45 | さきみちてさくらあをざめゐたるかな |
46 | おそるべき君等の乳房夏来る |
47 | 神の鹿神の許しもなく孕み |
48 | 手をあげて足をはこべば阿波踊 |
49 | あの頃もその頃も句と櫻あり |
50 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
2025年8月28日 10時38分更新(随時更新中)