現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年5月6日のデイリーキーワードランキング
1 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
2 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
3 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
4 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
5 | 汲みたての水の匂ひや蛇の衣 |
6 | 藍甕を敲きて秋思身近かにす |
7 | 新樹光老いゆく夫の背に注ぐ |
8 | おそるべき君等の乳房夏来る |
9 | 陶物と紛う媼の日向ぼこ |
10 | いつまでも在る病人の寒卵 |
11 | 始祖鳥の声のそよげる箒草 |
12 | オベリスク無き国の空鳥渡る |
13 | 太初より泉は湧けり青山中 |
14 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
15 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
16 | 舞姫はリラの花よりも濃くにほふ |
17 | 風が清流反転知らぬ鯉幟 |
18 | 春雷や布団の上の旅衣 |
19 | 地に低く幸せありと福寿草 |
20 | ストーブや黒奴給仕の銭ボタン |
21 | 木がらしや東京の日のありどころ |
22 | 逢ひにゆく八十八夜の雨の坂 |
23 | ちちははの墓には寄らで野に遊ぶ |
24 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
25 | 秋深く傘の内なるひとりかな |
26 | 階段を濡らして昼が来てゐたり |
27 | 烏賊船の夜を待ちたる岬かな |
28 | 愛あれば死んだふりする田螺かな |
29 | 椿道奇麗に昼もくらきかな |
30 | 愛鳥週間手を差しあげて鳩放つ |
31 | 風邪兆すどの鏡にも侮られ |
32 | 貝殻一つ一つ濃霧のオルゴール |
33 | 余情残心障子の韻の暮れかぬる |
34 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
35 | 嗚呼神様オリンピックの冬の陣 |
36 | 死にそびれ糸遊はいと遊ぶかな |
37 | ああみんなわかものなのだ天の川 |
38 | せきをしてもひとり |
39 | 初富士を隠さふべしや深庇 |
40 | 遅き日は菖蒲の束を屋根に上げ |
41 | 鍬の柄を杖に夫婦は鶯をきく |
42 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
43 | めんどりよりをんどりかなしちるさくら |
44 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
45 | 秋は豆腐を握りつぶすことに反対してはならぬ |
46 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
47 | 麗しき春の七曜またはじまる |
48 | 雪の記憶かの教室のチョーク音 |
49 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
50 | いまごろになって恋する冬林檎 |
2024年4月25日 22時00分更新(随時更新中)