現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年9月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
2 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
5 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
6 | 白炎天鉾の切尖深く許し |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
9 | 体育祭雲押し上げる熱気あり |
10 | 相模野の春暮になじむとりけもの |
11 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
12 | 一湾の潮しづもるきりぎりす |
13 | 塵ひとつなき引き波の秋日かな |
14 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
15 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
16 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
17 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
18 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
19 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
20 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
21 | 向日葵の蕊焼かれたる地図のごと |
22 | 勤行や三十六峰花霞 |
23 | 焚火かなし消えんとすれば育てられ |
24 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
25 | 襖絵の秋の七草どっと揺れ |
26 | 米軍優位の地位協定や沖縄忌 |
27 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
28 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
29 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
30 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
31 | 菜の花や心の奥の原風景 |
32 | 渓川の身を揺りて夏来たるなり |
33 | 萩明り師のふところにゐるごとし |
34 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
35 | 生涯のいま午後何時鰯雲 |
36 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
37 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
38 | 秋蝉のこゑ澄み透り幾山河 |
39 | 海女とても陸こそよけれ桃の花 |
40 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
41 | 祭笛吹くとき男佳かりける |
42 | マロニエの香り漂う夜のカフェ |
43 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
44 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
45 | 氷菓売倦めば港の景を見る |
46 | あめつちの睦みし重さ春キャベツ |
47 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
48 | 夕焼けて西の十万億土透く |
49 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
50 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
2024年4月26日 21時22分更新(随時更新中)