現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年12月9日のデイリーキーワードランキング
1 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
2 | 檻の鷲寂しくなれば羽搏つかも |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
7 | 愛蔵の碗の手入れも年用意 |
8 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
9 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
10 | 昔男ありけりわれ等都鳥 |
11 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
12 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
13 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
14 | 叫ぶほかなし武蔵野の枯れ欅 |
15 | 風花やいつしか梅田古書街へ |
16 | 万葉の風立つ蓬摘みにけり |
17 | 初雪や雀集ひて沐浴す |
18 | 年の瀬を俳諧舟はながれゆく |
19 | 冬の水一枝の影も欺かず |
20 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
21 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
22 | 夢の世にかかる執着空蝉は |
23 | 惚けまじ元少年兵に真夏 |
24 | しんしんと煩悩解脱 除夜の鐘 |
25 | 海に出て木枯帰るところなし |
26 | 火のいろのたてがみ銀の馬ねむる |
27 | 恋猫の恋する猫で押し通す |
28 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
29 | 開戦日耳を塞いで口開ける |
30 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
31 | 矢面に立つ人はなし弓始 |
32 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
33 | 鷹の巣や太虚に澄める日一つ |
34 | 釣人の影消されゆく冬至かな |
35 | 兎ら妹らしずかに想像している乱 |
36 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
37 | 墓のうらに廻る |
38 | 正月の月が明るい手まり歌 |
39 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
40 | 本能の穴掘る兎冬ざるる |
41 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
42 | 着ぶくれて浮世の義理に出かけけり |
43 | 根の国へ大雪知らす赤電話 |
44 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
45 | 思いきり水飲んで蛇穴に入る |
46 | 野仏の腰艶かし諸葛菜 |
47 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
48 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
49 | あなたなる夜雨の葛のあなたかな |
50 | かくれんぼ三つかぞえて冬となる |
2024年9月27日 01時27分更新(随時更新中)