現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年5月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 芋の露連山影を正しうす |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
6 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
7 | ゼラニウム男二人の真昼どき |
8 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
9 | さつき先づ濡れそぼち芝濡れにけり |
10 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
11 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
12 | 重ね着の中に女のはだかあり |
13 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
14 | 若き日の足音帰らず夜の落葉 |
15 | 啄木鳥や鏡睡らぬ森の家 |
16 | 彫刻の森林浴の聖者・裸婦 |
17 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
18 | 野の虹と春田の虹と空に会ふ |
19 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
20 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
21 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
22 | 秋鶏が見てゐる陶の卵かな |
23 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
24 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
25 | 鰯雲はなやぐ月のあたりかな |
26 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
27 | 叔父の僧姪の舞妓や大石忌 |
28 | 鰯雲故郷の竈火いま燃ゆらん |
29 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
30 | 凍菊を折り焚くわづかなる生色 |
31 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
32 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
33 | てのひらに蜂を歩ませ歓喜仏 |
34 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
35 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
36 | いきいきと三月生る雲の奧 |
37 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
38 | かの鷹に風と名づけて飼ひ殺す |
39 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
40 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
41 | 手を入れて井の噴き上ぐるものに触る |
42 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
43 | 鰯雲しづかにほろぶ刻の影 |
44 | 嬰児泣く雪中の鉄橋白く塗られ |
45 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
46 | 胸もとにみづうみ匂ふ星まつり |
47 | 鳥帰る背広一着置いたまま |
48 | 鰯雲甕担がれてうごき出す |
49 | 京去るや鴨川踊今宵より |
50 | 鰯雲鯨が食べてしまいけり |
2024年9月25日 10時50分更新(随時更新中)