現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年9月11日のデイリーキーワードランキング
1 | 太陽はいつもまんまる秋暑し |
2 | 真白の滝を遠目に旅ゆくも |
3 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
4 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
5 | 枯草の大孤独居士ここに居る |
6 | 秋風や水に落ちたる空のいろ |
7 | 一枚の障子明りに技芸天 |
8 | 生涯にかかる良夜の幾度か |
9 | 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか |
10 | 彼一語我一語秋深みかも |
11 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
12 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
13 | わつと夏野がありて大仏殿ありぬ |
14 | 川をのぞく私のそこだけが秋 |
15 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
16 | 鮎落ちて美しき世は終りけり |
17 | 白桃や満月はやや曇りをり |
18 | 頂上や殊に野菊の吹かれ居り |
19 | 去年の鶴去年のところに凍てにけり |
20 | 虹消えて忽ち君の無き如し |
21 | 戸の隙に青麦光り昼の箸 |
22 | 語らいは遠き日のこと母子草 |
23 | 仏性は白き桔梗にこそあらめ |
24 | 十六夜のきのふともなく照らしけり |
25 | 和布刈る神の五百段ぬれてくらし |
26 | くさめして我は二人に分かれけり |
27 | 余りなく我を呼ぶ歓夏夕立 |
28 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
29 | とんぼが淋しい机にとまりに来てくれた |
30 | 満月や大人になってもついてくる |
31 | 行く秋をすつくと鹿の立ちにけり |
32 | 大落暉今に点火の枯すすき |
33 | あの世ってどんなとこかな花野行く |
34 | 雁やのこるものみな美しき |
35 | 父母を呼ぶごとく夕鵙墓に搖れ |
36 | 秋は豆腐を握りつぶすことに反対してはならぬ |
37 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
38 | 蛇の出た穴大きくて武蔵ぶり |
39 | 渚白い足出し |
40 | 黒松の一幹迫る寒灯下 |
41 | 尺蠖のくの字くの字の千里かな |
42 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
43 | 冬服や辞令を祀る良教師 |
44 | 起立礼着席青葉風過ぎた |
45 | 月光をふめばとほくに土こたふ |
46 | 曼珠沙華落暉も蘂をひろげけり |
47 | 生きかはり死にかはりして打つ田かな |
48 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
49 | 思はずもヒヨコ生れぬ冬薔薇 |
50 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
2024年9月20日 10時59分更新(随時更新中)