現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年5月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
3 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
4 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
5 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
6 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
7 | 透きとほる一番星や夏立ちぬ |
8 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
9 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
10 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
11 | ずぶぬれて犬ころ |
12 | 一日もの云はず蝶の影さす |
13 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
16 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
17 | 桃咲いて百年先のわれ思ふ |
18 | ものの種にぎればいのちひしめける |
19 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
20 | 夕顔の開かんとして白ふかむ |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | 口開けて目薬をさす小春かな |
23 | 梨むくや甘き雫の刃を垂るる |
24 | 秋深しふき井に動く星の数 |
25 | 春風の重い扉だ |
26 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
27 | 躬のどこか滅びの色に月見草 |
28 | メタフィジカ麥刈るひがし日を落とし |
29 | 断崖をもつて果てたる枯野かな |
30 | 騙されてみたき男や夏芝居 |
31 | 春来たる今朝搾りたる冷酒飲む |
32 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
33 | 琅玕や一月沼の横たはり |
34 | 暗闇の眼玉濡らさず泳ぐなり |
35 | 伴走のありて幾年初明り |
36 | 方丈の大庇より春の蝶 |
37 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
38 | 投入れのすすきかるかや神隠し |
39 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
40 | 優しさの数えきれないれんげ畑 |
41 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
42 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
43 | 樹齢という静かな数字つぐみ来る |
44 | おそるべき君等の乳房夏来る |
45 | 見てをりぬいのちしづかに寒牡丹 |
46 | 腹這へば田水は熱く父やさし |
47 | このアカデミック崩れし蟬の殻 |
48 | 八月や六日九日十五日 |
49 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
50 | 牡丹百二百三百門一つ |
2024年9月24日 10時43分更新(随時更新中)