現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年5月20日のデイリーキーワードランキング
1 | 淋しい幽霊いくつも壁を抜けるなり |
2 | メチャクチャ眠い春光 |
3 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | こんなよい月を一人で見て寝る |
6 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
7 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
8 | せきをしてもひとり |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
11 | おぼろ夜のかたまりとしてものおもふ |
12 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
15 | わが齢八十八夜の手前かな |
16 | 眼をとぢて佛とおなじ薫風裡 |
17 | 大鯉のぎいと廻りぬ秋の昼 |
18 | 垣根よりのぞく挨拶鉄線花 |
19 | ミモーザを活けて一日留守にしたベッドの白く |
20 | 尼寺の裏にあつまる葱坊主 |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
23 | 愛鳥週間手を差しあげて鳩放つ |
24 | ゆびきりの指が落ちてる春の空 |
25 | 余花の雨かの人に会うためほしい |
26 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
27 | 喫泉に口あまやかす雪のなか |
28 | 清明や街道の松高く立つ |
29 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
30 | 日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり |
31 | 聲変りはじまつて百物語 |
32 | 深雪道来し方行方相似たり |
33 | おとといのああしたことも鶴渡る |
34 | 黒揚羽飛ぶ水滴に映るまで |
35 | 黒衣を着て法会への道梅雨湿り |
36 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
37 | チューリップ花びら外れかけてをり |
38 | みんな死ぬ暗黒映画ところてん |
39 | さむきわが影とゆき逢ふ街の角 |
40 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
41 | 躓いてひとり笑ひて麦茶かな |
42 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
43 | 悉く遠し一油蟬鳴きやめば |
44 | よき娘きて軍鶏流眄す秋日かな |
45 | 荒海や佐渡の風垣に灯の洩るる |
46 | 緑ゆるがす風ばかりなる天城越え |
47 | 去年今年貫く棒の如きもの |
48 | 包丁の音よき響き春野菜 |
49 | 一瀑は柩にいれて立てておく |
50 | 聖書には申し分なき黒揚羽 |
2025年8月26日 02時54分更新(随時更新中)