現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年3月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
2 | 海上を驟雨きらきら玉椿 |
3 | 鰯雲子は消ゴムで母を消す |
4 | パティシエの鋭き眼寒玉子 |
5 | 佐渡ヶ島ほどに布団を離しけり |
6 | あけぼのや泰山木は蝋の花 |
7 | この国に恋の茂兵衛やほととぎす |
8 | 熱の子の手の夏みかんころげ出す |
9 | 春の風水雛岸へとたぐり寄せ |
10 | 月光の象番にならぬかといふ |
11 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
12 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
13 | みちのくの淋代の浜若布寄す |
14 | 王さまの耳のはみ出す耳袋 |
15 | 黄落や禽獣虫魚目玉澄む |
16 | 野遊びの二人は雨の裔ならむ |
17 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
18 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
19 | 淋しさよ/秩父も/鬼も/老いぬれば |
20 | 炎天下イヤホーンに聞く甲子園 |
21 | ぎしぎしや生れた日からエキストラ |
22 | 灯のような姉のおふるよクリスマス |
23 | 羽拔鶏鬨に雄心失はず |
24 | キリストの顔斜めなりまくなぎ立つ |
25 | ここよりは兵舎か秋の雑木林 |
26 | この道の富士になりゆく芒かな |
27 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
28 | 中年や独語おどろく夜の秋 |
29 | 小松宮殿下の銅像近き桜かな |
30 | 桃さくら裏木戸の風昼つめたし |
31 | 秋桜ショートカットで君が来る |
32 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
33 | ここまでくればいそいそと年の暮 |
34 | 満天の星に旅ゆくマストあり |
35 | いきいきと死んでゐるなり水中花 |
36 | 港に/鱶は老い/遠き/海の大祭 |
37 | かまきりの顎がはづれて泣きをりぬ |
38 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
39 | 花一片流星となり宇宙巡礼 |
40 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
41 | それから母を笑わせて葛湯吹く |
42 | 鼻眼鏡ずらして見るや春の山 |
43 | 水の色は水色だから秋明菊 |
44 | 夜桜やひとつ筵に恋敵 |
45 | みちのくの町はいぶせき氷柱かな |
46 | 長き夜を読み返しをり歎異抄 |
47 | 鬼夭く帰雁の影を掬びけり |
48 | 日本の夜霧の中の懐手 |
49 | 宵寝して年越蕎麦に起こさるる |
50 | 連翹や昨日は雨に挿して |
2024年9月26日 09時37分更新(随時更新中)