現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年11月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 太陽に襁褓かかげて我が家とす |
3 | 死化粧して水色桔梗なりぬ |
4 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
5 | 太陽の出でて没るまで青岬 |
6 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
7 | ラグビーのジヤケツちぎれて闘へる |
8 | 鴨を煮て素顔の口に運ぶなり |
9 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
10 | おほむらさき翁はふいに泣きにけり |
11 | 街灯は夜霧にぬれるためにある |
12 | 枯木立月光棒のごときかな |
13 | 曼珠沙華あつけらかんと道の端 |
14 | からだの風景を鷹が舞っている |
15 | 唐黍に織子のうなじいきいきと |
16 | ラガー等のそのかちうたのみじかけれ |
17 | 北風や石を敷きたるロシア町 |
18 | 凧の空微塵もなかりふるさとは |
19 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
20 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
21 | 古希過ぎて一誌を興す雲の峰 |
22 | 白木槿嬰児も空を見ることあり |
23 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
24 | 秋風やひとさし指は誰の墓 |
25 | 唖者が飼う鳩白に黒乗り言葉見える |
26 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
27 | うりずんのたてがみ青く青く梳く |
28 | とけてゐるアイスクリーム秋の蝉 |
29 | 歳時記と二十世紀を見渡しぬ |
30 | 光る時光は波に花芒 |
31 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
32 | 啄木忌いくたび職を替へてもや |
33 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
34 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
35 | 空蝉に真昼の海が残っている |
36 | 夏山の大木倒す谺かな |
37 | おさすり場おまたぎ場とて囀れり |
38 | 唐太の天ぞ垂れたり鰊群来 |
39 | あはれこの瓦礫の都 冬の虹 |
40 | ものの種にぎればいのちひしめける |
41 | 唐辛子さあてこれからどうするか |
42 | おそるべき君等の乳房夏来る |
43 | 唖ボタン殖える石の家ぬくい犬の受胎 |
44 | 唾すれば唾を甘しと吸ふ砂漠 |
45 | 無礼なる妻よ毎日馬鹿げたものを食わしむ |
46 | 唇甜めて英霊に礼す冬旱 |
47 | 旧正や三河も果の花祭 |
48 | 百姓の手に手に氷菓したたれり |
49 | 鯛あまたゐる海の上盛装して |
50 | あるいている朝の会議に羽置いて |
2024年9月26日 03時57分更新(随時更新中)