現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年7月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
6 | 蟻よバラを登りつめても陽が遠い |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
9 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
10 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
11 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
12 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
13 | 青柿や化粧して顔苦しかり |
14 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
15 | 火に向かい二人貧しき梅雨籠 |
16 | 旗のごとなびく冬日をふと見たり |
17 | 灯を消して観る夜桜の息づかひ |
18 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
19 | 乳房や少し大きめ水羊羹 |
20 | 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 |
21 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
22 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
23 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
24 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
25 | 鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分哉 |
26 | 夕枯野くせ字なぞりて焼きし文 |
27 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
28 | 世の隅に生きて清和の天仰ぐ |
29 | 合併の市長選挙や風疼く |
30 | 相逢うて飯食う疲れ遠花火 |
31 | 玉虫の羽のみどりは推古より |
32 | 上流の闇美しき夜振かな |
33 | 扇風器大き翼をやすめたり |
34 | 白菊の白妙甕にあふれける |
35 | 重なりて花にも色の濃きところ |
36 | 大阪やラムネ立飲む橋の上 |
37 | 飛花落花命ひらひらしていたる |
38 | 海鳥の全部が消えて白鳥座 |
39 | 赤く見え青くも見ゆる枯木かな |
40 | 再会のちよつと嬉しき夏はじめ |
41 | 野分中距離感のない人生です |
42 | 卵割るように銀河を渡りけり |
43 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
44 | 柔道着干す重たさの大暑かな |
45 | 友情が心の支え冬ぬくし |
46 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
47 | 絵姿の君がゆらりと油照り |
48 | 飽きもせず生きているなり心太 |
49 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
50 | うまそうなあさのおひさまいねのはな |
2024年9月20日 07時34分更新(随時更新中)