現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年7月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 真夏日の森は聖堂鳥睡り |
2 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
3 | 七十路や新しき事弥生道 |
4 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
5 | 遠郭公からまつは青噴きやまず |
6 | 軍鶏一羽分厚き寒の上にのる |
7 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
8 | 重ね着の中に女のはだかあり |
9 | 雛仕舞ふしまひきれざる歳月も |
10 | はや朝の心とがれり雨の鵙 |
11 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
12 | 穿漏か天意か鶴は虚となりぬ |
13 | 霙るるや私の川いや深く |
14 | 木の芽風アキレス腱をやはらかに |
15 | 船の名の月に読まるる港かな |
16 | 声なりしやと炎天を顧みる |
17 | 木犀や吟行めきて歩のゆるむ |
18 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
19 | 信心の母にしたがふ盆会かな |
20 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
21 | まっ白いセーターを着て逢いにゆく |
22 | 水切りの石さらさらと女郎花 |
23 | 癌病棟 万燭光の中生かされ |
24 | 老漁夫の鰊曇に帆立貝焼く |
25 | 山上の妻白泡の貨物船 |
26 | 曲りたる時間の外へ蝸牛 |
27 | 鱚釣りや青垣なせる陸の山 |
28 | 狐の剃刀わが名呼ばれぬうちに |
29 | 銀漢に触れて尾となる天塩川 |
30 | くず金魚どこの祭も知っている |
31 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
32 | 山法師慌てて駆け込む雨やどり |
33 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
34 | 秋波やいくり秘めたる城が島 |
35 | 流れたる花屋の水の氷りけり |
36 | 蛍火や山のやうなる百姓家 |
37 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
38 | ひかり降り雨ふる墾の赤かぶら |
39 | 花冷えの肌の手ざわり甲斐絹織 |
40 | 蛇の艶見てより堅き乳房もつ |
41 | たてよこに富士伸びてゐる夏野かな |
42 | ロココ美として極まれる薔薇もあり |
43 | 空ッ風にわかに玲瓏となるときも |
44 | 夏燕ななめ45度の空 |
45 | 見はるかす出船入船冬に入る |
46 | 啓蟄の蚯蚓の紅のすきとほる |
47 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
48 | 朝夕がどかとよろしき残暑かな |
49 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
50 | 淡うして大夕立のあと戻る |
2024年5月15日 20時28分更新(随時更新中)