現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年11月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | せきをしてもひとり |
5 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
6 | 肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 |
7 | 酉年の酉の街ゆきはぐれけり |
8 | 鞦韆や風をはらみてみな帰る |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
11 | 大空に伸び傾ける冬木かな |
12 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
13 | うしみつのとつさただよふ稲の花 |
14 | 大落暉今に点火の枯すすき |
15 | ものの種にぎればいのちひしめける |
16 | 玉の如き小春日和を授かりし |
17 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
18 | 海に出て木枯帰るところなし |
19 | 生ま血喀き齡深まれり夜の秋 |
20 | 鳥わたるこきこきこきと缶切れば |
21 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
22 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
23 | 勇気こそ地の塩なれや梅真白 |
24 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
25 | 鰯雲人生長しとも思ふ |
26 | 日曜日レースカーテン越しの街 |
27 | 億年のなかの今生実南天 |
28 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
29 | 猛春や素読の一と日となりにけり |
30 | 神にませばまこと美はし那智の滝 |
31 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
32 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
33 | 真青な葉も二三枚帰り花 |
34 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
35 | 怒らぬから青野でしめる友の首 |
36 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
37 | 凩や海に夕日を吹き落す |
38 | 木がらしや目刺にのこる海の色 |
39 | 秋刀魚焼く煙はむかし夕厨 |
40 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
41 | どんぐりが一つ落ちたり一つの音 |
42 | すずなすずしろご近所の夕灯り |
43 | 冬蕪の真つ白な尻積みあげゆく |
44 | 水流を割く指岩石の悲哀しみて |
45 | 孤老とは 終日ででつぽに鳴かれ |
46 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
47 | 古暦水はくらきを流れけり |
48 | 芋の露連山影を正しうす |
49 | 筒鳥の空にも水の音がせり |
50 | ナイターのここが勝負や蚊喰鳥 |
2024年9月26日 19時19分更新(随時更新中)