現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年7月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 若鮎の二手になりて上りけり |
4 | 地球儀のあをきひかりの五月来ぬ |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
7 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
8 | 門とぢて良夜の石と我は居り |
9 | 蛍狩われを小川に落しけり |
10 | 瑞照りの蛇と居りたし誰も否 |
11 | わがいのち菊にむかひてしづかなる |
12 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
13 | 千枚の絵馬にやさしき春の風 |
14 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
15 | 枯園に向ひて硬きカラア嵌む |
16 | この冥き双ひ鳥かな山河かな |
17 | 紫苑ゆらす風青空になかりけり |
18 | 美しき稲妻となり遠ざかる |
19 | 心眼に菩薩さゆらぐ花篝 |
20 | 雪熄みて庭にぞろぞろ仁王が来 |
21 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | 岩へ散り紅葉のなほも日を透かす |
24 | ちるさくら海あをければ海へちる |
25 | 天真青絢爛豪華なる稲穂 |
26 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
27 | 初山河あふれくるもの掌に |
28 | 万葉の風立つ蓬摘みにけり |
29 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
30 | 八月の雲の手触りする漢 |
31 | 分け入つても分け入つても青い山 |
32 | 蛍火や疾風のごとき母の脈 |
33 | 朝顔の双葉のどこか濡れゐたる |
34 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
35 | 青葉騒塩たっぷりと茹で玉子 |
36 | 赤とんぼみな母探すごとくゆく |
37 | みんな夢雪割草が咲いたのね |
38 | 囀や海の平を死者歩く |
39 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
40 | 蜉蝣の陽に透くままに交はりぬ |
41 | 幾曲りして見え初めし夏の峰 |
42 | 足湯して入道雲をふみつぶす |
43 | 波にのり波にのり鵜のさびしさは |
44 | 柔かく女豹がふみて岩灼くる |
45 | 伯林や風見鶏と申し侍るなり |
46 | 八月や六日九日十五日 |
47 | 舞う落葉いろんな家族のかたちして |
48 | 怒濤まで四五枚の田が冬の旅 |
49 | 今日何も彼もなにもかも春らしく |
50 | 武器をもつ農民に似て燃える生木 |
2024年4月19日 12時33分更新(随時更新中)