現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年7月28日のデイリーキーワードランキング
1 | へそが汗ためてゐる |
2 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
3 | 猫つねに猫と限らずいなびかり |
4 | 泉への道後れゆく安けさよ |
5 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
6 | みちのくの伊達の郡の春田かな |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
9 | 猫の目にけものの月日麦は穂に |
10 | 猫がまづ夏座布団の上に寝る |
11 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
12 | 胸やけのお盆すたすた人過ぎゆく |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
15 | 語り部の一語のひびき夏の星 |
16 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
17 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
18 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
19 | よく笑う女背高泡立草 |
20 | 苗代寒胎児が母の貌を変ふ |
21 | 渡り鳥みるみるわれの小さくなり |
22 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
23 | 偲ぶ会果てし銀座の春逝くか |
24 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
25 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
26 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
27 | 父母のごとく匂へり稲の花 |
28 | 乱歩忌のサンドバッグが垂れ下がり |
29 | 夕映えの一村囲む桑若葉 |
30 | トルソーの増えてゆく部屋黄金虫 |
31 | 深爪の指先愁う風の盆 |
32 | 猫の仔の鳴く闇しかと踏み通る |
33 | 耳の如くカンナの花は楽に向く |
34 | 猫には猫の日常流れ師走雲 |
35 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
36 | 我が声の吹き戻さるる野分かな |
37 | 露草や飯吹くまでの門歩き |
38 | 花茣蓙に娘の体温の残りゐる |
39 | 春の水岸へ岸へと夕かな |
40 | 熾る火に向かう面や薪能 |
41 | 春ゆうぐれ少年にねじひとつねばる |
42 | 生きている証に飢えて熱帯夜 |
43 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
44 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
45 | ものの種にぎればいのちひしめける |
46 | 猫太る夢に山河も冬枯れて |
47 | 暴走族流れ星とぞ名告りける |
48 | 鰯雲しづかにほろぶ刻の影 |
49 | 古手拭蟹のほとりに置きて糞る |
50 | 咲き満ちて昼のさみしさ夾竹桃 |
2024年9月23日 20時08分更新(随時更新中)